集団ストーカー問題とひきこもりの類似点
-最終更新日:2010年8月21日(土)-
「ひきこもり70万人 予備軍も155万人 内閣府推計 30代が46%」
家や自室にとじこもって外に出ない若者の「ひきこもり」が全国で70万人に上ると推計されることが、内閣府が23日に発表した初めての全国実態調査の結果から分かった。また、将来ひきこもりになる可能性のある「ひきこもり親和群」は155万人と推計しており、「今後さらに増える可能性がある」と分析している。
〈ひきこもりになったきっかけ〉

【読売新聞 7月24日(土)朝刊 一面より】
この記事から、このブログの問題の被害者が閉じこもってしまう現象を考えようというものです。
この問題の被害者は、異常なまでの加害行為のたたみ掛けによって、外出することが困難になります。このような状態のときは、全く外出できないほどの威圧感・恐怖感を伴うものだと認識していただければと思います。加害行為には波がありますが、落ち着いているときでも外出するのをためらいます。自分の場合、被害が少なくなってようやく一日一度くらい外出できるようになりました。このように、外出に強いストレスを感じるようになり、家の中に閉じこもってしまうわけです。
この被害は、結果として被害者の社会的な孤立を狙うものです。上記のようなたたみかけで、家に閉じこもらせ、社会との接点を奪います。他の人とのコミュニケーションも嫌がらせで妨害します。親しい友人が加害行為をしたように錯覚させることも可能です。したがって、人間不信と猜疑心の塊になってしまう被害者の方もおられます。
しかし、家の中にいても逆にテクノロジー被害が集中してしまうケースもあります。テクノロジー被害によっては、集中的に行われると極めて苦痛な状態に置かれます。そのような場合には、家の中も安全でなくなります。結果、どこにも逃げ場がなくなります。驚かれるかもしれませんが、本当に押入れに閉じこもってしまいたくなるような心境になることもあります。
一方で、この記事を取りあげた以上、「ひきこもり問題」についても少しコメントしなければなりません。この問題の被害者も、ごく一部ですが「ひきこもり」の要件を該当させる存在になっていると思うからです。
「ひきこもり」問題は、日本ではなかなか光が当てられない問題です。しかも一度ひきこもってしまったらなかなか抜け出すことができません。そのため、ご両親のご苦労は深く察しなければならないものがあります。
この記事によりますと、「家庭・学校・地域が連携して支援をする必要がある」とあります。問題の性質は全く違いますが、前回の「社会関係資本(ソーシャル・キャピタル)」でも申し上げました。これらの人のつながりの充実や連携は、「ひきこもり」の克服のために非常に重要なことだと思います。この問題と同じ「人とのつながり」によって解決する「社会問題」だからです。
どちらにせよ、社会の接点がなくなるわけです。昔は地域社会が家に閉じこもることを容認しませんでした。伝統行事や地域の催し物で外に引っ張り出されていました。今は、多少家から出なくても、社会が気付いてくれません。絆の薄い社会になってしまいました。
人は、分かりあえない他人のことを、厳密に「他者」と呼びます。現在は、近所同士でも見知らぬ人というケースがあります。このようなときに、深刻な近所トラブルが発生します。この「他者性」を克服するには、自分を引っ張り出してでも近所づきあいをする風潮が必要です。伝統的な祭がある地域を見てください。神輿や山車をはじめ祭具を毎年厳重に管理する連帯の強さを。
「ひきこもり70万人 予備軍も155万人 内閣府推計 30代が46%」
家や自室にとじこもって外に出ない若者の「ひきこもり」が全国で70万人に上ると推計されることが、内閣府が23日に発表した初めての全国実態調査の結果から分かった。また、将来ひきこもりになる可能性のある「ひきこもり親和群」は155万人と推計しており、「今後さらに増える可能性がある」と分析している。
〈ひきこもりになったきっかけ〉

【読売新聞 7月24日(土)朝刊 一面より】
この記事から、このブログの問題の被害者が閉じこもってしまう現象を考えようというものです。
この問題の被害者は、異常なまでの加害行為のたたみ掛けによって、外出することが困難になります。このような状態のときは、全く外出できないほどの威圧感・恐怖感を伴うものだと認識していただければと思います。加害行為には波がありますが、落ち着いているときでも外出するのをためらいます。自分の場合、被害が少なくなってようやく一日一度くらい外出できるようになりました。このように、外出に強いストレスを感じるようになり、家の中に閉じこもってしまうわけです。
この被害は、結果として被害者の社会的な孤立を狙うものです。上記のようなたたみかけで、家に閉じこもらせ、社会との接点を奪います。他の人とのコミュニケーションも嫌がらせで妨害します。親しい友人が加害行為をしたように錯覚させることも可能です。したがって、人間不信と猜疑心の塊になってしまう被害者の方もおられます。
しかし、家の中にいても逆にテクノロジー被害が集中してしまうケースもあります。テクノロジー被害によっては、集中的に行われると極めて苦痛な状態に置かれます。そのような場合には、家の中も安全でなくなります。結果、どこにも逃げ場がなくなります。驚かれるかもしれませんが、本当に押入れに閉じこもってしまいたくなるような心境になることもあります。
一方で、この記事を取りあげた以上、「ひきこもり問題」についても少しコメントしなければなりません。この問題の被害者も、ごく一部ですが「ひきこもり」の要件を該当させる存在になっていると思うからです。
「ひきこもり」問題は、日本ではなかなか光が当てられない問題です。しかも一度ひきこもってしまったらなかなか抜け出すことができません。そのため、ご両親のご苦労は深く察しなければならないものがあります。
この記事によりますと、「家庭・学校・地域が連携して支援をする必要がある」とあります。問題の性質は全く違いますが、前回の「社会関係資本(ソーシャル・キャピタル)」でも申し上げました。これらの人のつながりの充実や連携は、「ひきこもり」の克服のために非常に重要なことだと思います。この問題と同じ「人とのつながり」によって解決する「社会問題」だからです。
どちらにせよ、社会の接点がなくなるわけです。昔は地域社会が家に閉じこもることを容認しませんでした。伝統行事や地域の催し物で外に引っ張り出されていました。今は、多少家から出なくても、社会が気付いてくれません。絆の薄い社会になってしまいました。
人は、分かりあえない他人のことを、厳密に「他者」と呼びます。現在は、近所同士でも見知らぬ人というケースがあります。このようなときに、深刻な近所トラブルが発生します。この「他者性」を克服するには、自分を引っ張り出してでも近所づきあいをする風潮が必要です。伝統的な祭がある地域を見てください。神輿や山車をはじめ祭具を毎年厳重に管理する連帯の強さを。
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