レナード・バーンスタインの魂
-最終更新日:2010年11月6日(土)-
新たに「音楽評論・紹介」のカテゴリを設けることにしました。最初の記事はオムニバス記事(3)の二つのコラムで構成されています。今後さまざまなCDなどをご紹介していきたいと考えています。このコーナーもよろしくお願いします。
まず、世界最高峰の「エグモント序曲」が収録されているCDをピックアップ。ジョージ・セルのこのCD、評価の高いCDで、この「エグモント序曲」だけではなく、その後のベートーヴェン交響曲第5番「運命」も素晴らしい演奏を聞かせてくれるCDです。ぜひ一度ご視聴されてみてはいかがでしょうか。筆者一押しのCDです。
また、アメリカの指揮者にちなんでもう一枚。レナード・バーンスタインが1966年にウィーンフィルで演奏した「大地の歌」です。これは第二楽章が男声という異色の構成ではあるものの、極めてダイナミックな演奏を聞かせてくれます。筆者はこれを聞いたときに強い感動を覚えました。まったくバーンスタイン氏は以前取り上げた「新世界」など、当時はどんなスペクタクルを聞かせてくれる指揮者だったのでしょう。日本では、佐渡裕氏がバーンスタイン氏に師事していたことで有名ですが、やはりシエナ・ウィンド・オーケストラで凄まじいブラスの演奏を聞かせてくれます。
筆者は所有しているクラシックのかなり多くが海外版です。種類が多いうえに安いからです。HMVやAmazonで検索すると日本でも非常に購入しやすい時代となりました。マニュアルが外国語で多少不便ですが、収録されている音は基本的に同じです。中には海外版でしか手に入らないものもあります。この日に掲載したジョージ・セルとバーンスタインのCDを海外版で掲載したのは、クラシックファンは海外版まで手を伸ばすということを知っていただくためです。このCDはいずれも非常に廉価です。恐らく、同曲のなかでも最高峰の演奏を聞かせてくれると思います。クラシックに興味をもたれた方、いかがでしょうか?
次に、筆者のオーディオ環境に少しだけ触れたいと思います。まずは下の画像をご覧ください。

[システム構成]
LR Speaker TANNOY Turnberry/SE
CD/SACD Player① Marantz SA-15S1
CD/SACD Player② Playstation3 初期型 60G
AV Amplifier Marantz SR6004
Power Amplifier EL SOUND EPWS-5V
何を申し上げたいかというと、PlayStation3 初期型 60G のCD/SACDトランスポートとしての優秀さです。
世の中にはかなりオーディオにお金をかける人がいます。自分もその一人ですが、貧乏サラリーマンでいい音を聞こうと思ったら苦労をします。この構成を見ていただいたらお分かりのように、スピーカーばかりにお金がかかっています。
アンプとプレイヤーにお金をかけることができない分、少し工夫をしてみました。CDトランスポートとしてPlayStation3、DAC(デジタル・アナログ・コンバーター)&プリアンプとしてMarantz SR6004、パワーアンプとしてEL SOUNDのEPWS-5Vという構成です。この3つで、スピーカー片方の値段の半値程度です。
これだけでも、相当な音がします。通常のオーディオ機器からすると少し操作に不便を覚えますが、音は一流です。これは、PlayStation3 初期型 60G のSACD/CDトランスポートとしての優秀さに起因しています。家庭用としてハイスペックPC並に高性能なCellでアップコンバートするからです。最近ではハイスペックPCで正確なリッピングを行って高品位な音を実現する人が増えていますが、手ごろさと価格からしてPlayStation3の優位性はずば抜けているでしょう。ただし、HDMI接続や光接続を必要とするために、素人がなかなか手を出しにくいのが難点でしょうか。SONYには、初期型についていたSACD機能を復活させてほしいところです。なお、Cellチップが優れていることは、アメリカ空軍が昨年PlayStation3を2500台購入してスーパーコンピューターを作成しているところから想像していただけると思います。
常識では考えられない組み合わせですが、これをTANNOYで鳴らすのがツボにはまっています。最新のプレステージシリーズはこれまでのTANNOYのようにクラシックオンリーというわけではなく、あらゆるジャンルをハイスペックに鳴らす能力をもっています。多分これでRadioheadを聞いたときの迫力は想像つかないんじゃないかと思いつつ聴き入っています。
なお、筆者は個人収入はこの被害を受けており貧乏サラリーマン以下ですが、同じように貧乏な時代に福田康夫元首相はオーディオを趣味とされていました。趣味として内向的でなかなか認知されないオーディオの趣味を、福田元首相がお持ちだということは個人的に嬉しい限りです。このオーディオ趣味に高じて聞いたさまざまな名曲を今後ご紹介していきたいと思っています。
(プレイステーション3を使って高品位な音質を楽しむのは難しいですから、いろいろネットを検索してみて試してみられることをお勧めします。また、オーディオに関する個人的なご質問にはお答えしかねます。容赦いただけますと幸いです。)
新たに「音楽評論・紹介」のカテゴリを設けることにしました。最初の記事はオムニバス記事(3)の二つのコラムで構成されています。今後さまざまなCDなどをご紹介していきたいと考えています。このコーナーもよろしくお願いします。
![]() | Piano Cto #3 / Sym #5 / Egmont Over Op.67 (1998/11/01) Beethoven Emil Gilels 商品詳細を見る |
まず、世界最高峰の「エグモント序曲」が収録されているCDをピックアップ。ジョージ・セルのこのCD、評価の高いCDで、この「エグモント序曲」だけではなく、その後のベートーヴェン交響曲第5番「運命」も素晴らしい演奏を聞かせてくれるCDです。ぜひ一度ご視聴されてみてはいかがでしょうか。筆者一押しのCDです。
![]() | Mahler: Das Lied von der Erde / Bernstein, Vienna Philharmonic Orchestra (1999/09/14) Vienna Philharmonic Orchestra 商品詳細を見る |
また、アメリカの指揮者にちなんでもう一枚。レナード・バーンスタインが1966年にウィーンフィルで演奏した「大地の歌」です。これは第二楽章が男声という異色の構成ではあるものの、極めてダイナミックな演奏を聞かせてくれます。筆者はこれを聞いたときに強い感動を覚えました。まったくバーンスタイン氏は以前取り上げた「新世界」など、当時はどんなスペクタクルを聞かせてくれる指揮者だったのでしょう。日本では、佐渡裕氏がバーンスタイン氏に師事していたことで有名ですが、やはりシエナ・ウィンド・オーケストラで凄まじいブラスの演奏を聞かせてくれます。
![]() | ブラスの祭典 (1999/11/25) シエナ・ウインド・オーケストラ 商品詳細を見る |
筆者は所有しているクラシックのかなり多くが海外版です。種類が多いうえに安いからです。HMVやAmazonで検索すると日本でも非常に購入しやすい時代となりました。マニュアルが外国語で多少不便ですが、収録されている音は基本的に同じです。中には海外版でしか手に入らないものもあります。この日に掲載したジョージ・セルとバーンスタインのCDを海外版で掲載したのは、クラシックファンは海外版まで手を伸ばすということを知っていただくためです。このCDはいずれも非常に廉価です。恐らく、同曲のなかでも最高峰の演奏を聞かせてくれると思います。クラシックに興味をもたれた方、いかがでしょうか?
次に、筆者のオーディオ環境に少しだけ触れたいと思います。まずは下の画像をご覧ください。

[システム構成]
LR Speaker TANNOY Turnberry/SE
CD/SACD Player① Marantz SA-15S1
CD/SACD Player② Playstation3 初期型 60G
AV Amplifier Marantz SR6004
Power Amplifier EL SOUND EPWS-5V
何を申し上げたいかというと、PlayStation3 初期型 60G のCD/SACDトランスポートとしての優秀さです。
世の中にはかなりオーディオにお金をかける人がいます。自分もその一人ですが、貧乏サラリーマンでいい音を聞こうと思ったら苦労をします。この構成を見ていただいたらお分かりのように、スピーカーばかりにお金がかかっています。
アンプとプレイヤーにお金をかけることができない分、少し工夫をしてみました。CDトランスポートとしてPlayStation3、DAC(デジタル・アナログ・コンバーター)&プリアンプとしてMarantz SR6004、パワーアンプとしてEL SOUNDのEPWS-5Vという構成です。この3つで、スピーカー片方の値段の半値程度です。
これだけでも、相当な音がします。通常のオーディオ機器からすると少し操作に不便を覚えますが、音は一流です。これは、PlayStation3 初期型 60G のSACD/CDトランスポートとしての優秀さに起因しています。家庭用としてハイスペックPC並に高性能なCellでアップコンバートするからです。最近ではハイスペックPCで正確なリッピングを行って高品位な音を実現する人が増えていますが、手ごろさと価格からしてPlayStation3の優位性はずば抜けているでしょう。ただし、HDMI接続や光接続を必要とするために、素人がなかなか手を出しにくいのが難点でしょうか。SONYには、初期型についていたSACD機能を復活させてほしいところです。なお、Cellチップが優れていることは、アメリカ空軍が昨年PlayStation3を2500台購入してスーパーコンピューターを作成しているところから想像していただけると思います。
常識では考えられない組み合わせですが、これをTANNOYで鳴らすのがツボにはまっています。最新のプレステージシリーズはこれまでのTANNOYのようにクラシックオンリーというわけではなく、あらゆるジャンルをハイスペックに鳴らす能力をもっています。多分これでRadioheadを聞いたときの迫力は想像つかないんじゃないかと思いつつ聴き入っています。
![]() | Ok Computer (1997/06/16) Radiohead 商品詳細を見る |
なお、筆者は個人収入はこの被害を受けており貧乏サラリーマン以下ですが、同じように貧乏な時代に福田康夫元首相はオーディオを趣味とされていました。趣味として内向的でなかなか認知されないオーディオの趣味を、福田元首相がお持ちだということは個人的に嬉しい限りです。このオーディオ趣味に高じて聞いたさまざまな名曲を今後ご紹介していきたいと思っています。
(プレイステーション3を使って高品位な音質を楽しむのは難しいですから、いろいろネットを検索してみて試してみられることをお勧めします。また、オーディオに関する個人的なご質問にはお答えしかねます。容赦いただけますと幸いです。)
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