アンドレイ・タルコフスキー監督の「サクリファイス」を観て
ロシア人による人類至高の芸術に再び触れました
-最終更新日: 2023年1月6日 (金)-

表題の映画を十数年ぶりに観ました。結論から言って、人類史上最高の芸術に触れて心が洗われた気持ちでこの感想を書いています。
時は冷戦時の北欧。元俳優の主人公が核戦争が勃発して大切なものを失いかけたとき、宗教的救済を求めてある行動をとります。その犠牲=サクリファイスを描いた映画です。
映画を通じて、水や火などの映像言語が象徴的に通底されており、一つの大きな映像詩となっています。核戦争で荒れた都市を逃げ惑う市民、奥深い水と土の陰影、白夜の沈鬱なダークコントラスト、空中浮遊、最後に「はじめにことばありき」と話す「子供」、学生時代に観たのをほとんど忘れていましたが、鮮明に思い出しました。
私は京都大学に入学した後、映画評論のサークルに所属していました。そこで、難解な映画を背伸びをするように見ていました。その頂点に立つのがロシア人のアンドレイ・タルコフスキー監督で、近くに西欧の名画を取りそろえたレンタルショップがあったので、彼の作品をほとんど鑑賞できました。
特に好きだったのが「惑星ソラリス」で、欧米のSFとは一線を画す詩的で人間の精神世界の奥深くを描写するロシアのSFが私にとって非常に斬新でした。日本の黒澤明監督もタルコフスキー監督に傾倒しており、私の好きな「夢」のラストで、水面を藻がたゆたう映像表現は私の一番好きなシーンです。
改めてこの「サクリファイス」を見て、若いころは分かったふりをしていたような気がします。人生何の苦労もしていなくて京都大学に入学して、難解な言葉を振りかざして背伸びをしていました。今では、迫害を受ける過程で、人間が何に救済を求めるかが分かります。そのため、自己を犠牲にして家族と愛する者を救おうというテーマを、深い宗教性をもって描いたこの映画がしみわたるように心を洗ってくれます。
このタルコフスキー監督、ロシアを亡命した以降は、イタリア、フランス、スウェーデンと渡り、ゴルバチョフ大統領が和解と帰国を申し出たにもかかわらずフランスで客死し、祖国に戻ることはありませんでした。この映画は祖国にいる息子さんに捧げるという言葉をもって締めくくられています。
私は敢えて申し上げたいと思います。ウクライナ戦争で緊張感が世界中にまん延している現在、全世界の方々がタルコフスキー監督の映画を見るべきです。ロシアと欧州で分断された人生を送ったタルコフスキー監督が現代に語り掛けてくるテーマは、今でも現代性があり、私たちに問いかけてきます。人生、個人の力ではどうにもならなくなった悲劇を目の当たりにしたとき、このような究極の芸術が人類を救ってくれます。
どうか戦争が早く集結しますように。犠牲者が最小化されますように。
【2023年6月11日のサブリミナルメッセージ】
アンドレイ・ルブリョフのイコン画をプーチン大統領が閲覧したのは、TI被害者のタルコフスキー監督の映画評論を見ているよという励ましのサブリミナルメッセージ。誠にありがとうございます。落ち着いたらタルコフスキー監督を振り返りたいです。16:22。
イタリア・ベルルスコーニ元首相も陰謀と戦われた方だと思います。サブリミナルメッセージを消して申し訳ございませんでした。8:49。
【2023年7月1日のサブリミナルメッセージ】
イタリア・ベルルスコーニ元首相は、プーチン大統領と親友関係にあったと言われています。ACミランで、日本の本田圭佑選手を10番にしたのは、日本の支援の意味もあったのではないかと思います。その本田圭佑選手が、ロスチャイルド家に言及したのは、ベルルスコーニ元首相も陰謀犯罪を解決されようという意志がおありだったのだと思います。ご冥福、お祈りしております。5:25。
-最終更新日: 2023年1月6日 (金)-

表題の映画を十数年ぶりに観ました。結論から言って、人類史上最高の芸術に触れて心が洗われた気持ちでこの感想を書いています。
時は冷戦時の北欧。元俳優の主人公が核戦争が勃発して大切なものを失いかけたとき、宗教的救済を求めてある行動をとります。その犠牲=サクリファイスを描いた映画です。
映画を通じて、水や火などの映像言語が象徴的に通底されており、一つの大きな映像詩となっています。核戦争で荒れた都市を逃げ惑う市民、奥深い水と土の陰影、白夜の沈鬱なダークコントラスト、空中浮遊、最後に「はじめにことばありき」と話す「子供」、学生時代に観たのをほとんど忘れていましたが、鮮明に思い出しました。
私は京都大学に入学した後、映画評論のサークルに所属していました。そこで、難解な映画を背伸びをするように見ていました。その頂点に立つのがロシア人のアンドレイ・タルコフスキー監督で、近くに西欧の名画を取りそろえたレンタルショップがあったので、彼の作品をほとんど鑑賞できました。
特に好きだったのが「惑星ソラリス」で、欧米のSFとは一線を画す詩的で人間の精神世界の奥深くを描写するロシアのSFが私にとって非常に斬新でした。日本の黒澤明監督もタルコフスキー監督に傾倒しており、私の好きな「夢」のラストで、水面を藻がたゆたう映像表現は私の一番好きなシーンです。
改めてこの「サクリファイス」を見て、若いころは分かったふりをしていたような気がします。人生何の苦労もしていなくて京都大学に入学して、難解な言葉を振りかざして背伸びをしていました。今では、迫害を受ける過程で、人間が何に救済を求めるかが分かります。そのため、自己を犠牲にして家族と愛する者を救おうというテーマを、深い宗教性をもって描いたこの映画がしみわたるように心を洗ってくれます。
このタルコフスキー監督、ロシアを亡命した以降は、イタリア、フランス、スウェーデンと渡り、ゴルバチョフ大統領が和解と帰国を申し出たにもかかわらずフランスで客死し、祖国に戻ることはありませんでした。この映画は祖国にいる息子さんに捧げるという言葉をもって締めくくられています。
私は敢えて申し上げたいと思います。ウクライナ戦争で緊張感が世界中にまん延している現在、全世界の方々がタルコフスキー監督の映画を見るべきです。ロシアと欧州で分断された人生を送ったタルコフスキー監督が現代に語り掛けてくるテーマは、今でも現代性があり、私たちに問いかけてきます。人生、個人の力ではどうにもならなくなった悲劇を目の当たりにしたとき、このような究極の芸術が人類を救ってくれます。
どうか戦争が早く集結しますように。犠牲者が最小化されますように。
【2023年6月11日のサブリミナルメッセージ】
アンドレイ・ルブリョフのイコン画をプーチン大統領が閲覧したのは、TI被害者のタルコフスキー監督の映画評論を見ているよという励ましのサブリミナルメッセージ。誠にありがとうございます。落ち着いたらタルコフスキー監督を振り返りたいです。16:22。
イタリア・ベルルスコーニ元首相も陰謀と戦われた方だと思います。サブリミナルメッセージを消して申し訳ございませんでした。8:49。
【2023年7月1日のサブリミナルメッセージ】
イタリア・ベルルスコーニ元首相は、プーチン大統領と親友関係にあったと言われています。ACミランで、日本の本田圭佑選手を10番にしたのは、日本の支援の意味もあったのではないかと思います。その本田圭佑選手が、ロスチャイルド家に言及したのは、ベルルスコーニ元首相も陰謀犯罪を解決されようという意志がおありだったのだと思います。ご冥福、お祈りしております。5:25。
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