ルイス・ブニュエル監督「自由の幻想」
「自由」なんて存在しない
-最終更新日: 2023年7月25日 (火)-

私は、大学在学時代、映画評論のサークルに所属していました。
そこで、日本で最も自由な校風の京都大学を皆が謳歌している中、一人だけ「自由なんて存在しないのに」という言葉を口にされる先輩がおられました。私も、民主主義制度下の日本なのだから「世界は自由なのだ」という思いでいっぱいでした。
ただ、私が集団ストーカー被害を経験する過程で、日本に、世界に、「自由なんて存在しない」ということが分かってきました。
どの組織にも、どの政治体制にも「圧力団体」というものがあります。それが、構成員を強い形なり、緩い形なりで、監視し、締め付けていることが分かったのは、社会人になってしばらくしてからでした。私は、社会民主系、共産系、新自由主義系、宗教系すべての組織に属してきましたが、どの組織も例外はなかったです。それぞれのやり方があるだけでした。
その先輩には、私を京都大学新聞社に誘っていただきました。ただ、当時から原因不明の集団ストーカー・テクノロジー犯罪を受けていて、アルコールにおぼれていた私が書いた新聞記事はごく僅かでした。素晴らしい映画評論を書かれるその先輩を羨望のまなざしで見つめていました。
ただ、私は映画評論サークルに所属する過程で、様々なヨーロッパ・アメリカの名画を見てきました。ルイス・ブニュエル監督の「自由の幻想」も同様です。
ルイス・ブニュエル監督は「エル」という精神疾患を題材にした映画も撮影しており、それを当時のラカンの精神分析で有名な新宮一成教授が講義で取り上げていました。私も統合失調症を良く表現しているなと感じていました。
「自由の幻想」ですが、価値観が逆転した世界をシュールレアリスム的に取り上げています。排泄と食事が逆転したシーン、風景画をわいせつ画のように受け取る紳士のシーンなどが有名で、最後は「自由くたばれ」と叫ぶ市民が弾圧されるシーンで終わります。
映画が意味するところと、私が集団ストーカー問題で言いたいことは違うのですが、一つの思考実験として面白い映画でした。なぜかこの映画だけ記憶に強く残っていたので、今回記事にいたしました。
私は、世界三大映画祭の中で、カンヌ映画祭が最も好きです。今年は役所広司さんが最優秀男優賞を取り、坂元裕二さんが脚本賞をとられたのが嬉しかったです。いつか、被害がおさまったら、大学卒業後以降の名画を網羅的に見たいと思っています。今は、余裕が全くないので、映画を見れません。是枝裕和監督の「怪物」で精一杯でした。
取り急ぎ所感まで。記録に残します。先輩、大学在学時はありがとうございました ^^)
哲学には人生の難局を乗り越える知恵をもらえる

岡田敬司教授のアソシエーションの理念を参考に
自律主体が他者とともに自我変容し、規範を形成する共同体
人生45歳になってみて分かるのですが、私の人生、難局だらけでした。人生の危機というか、命の危機という場所が多数ヶ所あり、数か所勤めた後、被害を受けて家に閉じこもりました。それまで、社会民主系、共産系、新自由主義系、宗教系、すべての分野を渡り歩きました。
その過程で、どのセクションともある程度合理性を保って適合できたのは、京都大学名誉教授の岡田敬司先生に教わった哲学があったからだと思っています。岡田先生は、他律から自律へという根本的な問いをもとに教育哲学を展開されていますが、「自他を調節しながらうまく自己を外的世界に適合させ、相手もまた変えていく」という先生の解こそが私の人生の教訓でした。
なお、あらゆる学問で、哲学は、もっとも観念思考です。これで、相反する双極の概念を同時に考えて両立させるという知恵ももらっています。これにより、人生の難局の際、冷徹に論理思考を行い、最適解を導き出す思考の力を鍛えてもらいました。岡田先生、ありがとうございました。またお会いできる時を楽しみにしております ^^)

ラカンの精神分析
新宮一成、自己-他者のバランスと黄金数
ルイス・ブニュエル監督の「エル」は統合失調症を描写した映画として有名ですが、フランスの思想家・精神分析家のジャック・ラカンがこの映画を講義で使用していました。新宮一成名誉教授もそのことをご存知で、大学在学時の指導でこのことをお話しできたのはよかったです。大学在学時はお世話になりました。これからもどうぞ未熟な私にご教授ください。
-最終更新日: 2023年7月25日 (火)-

私は、大学在学時代、映画評論のサークルに所属していました。
そこで、日本で最も自由な校風の京都大学を皆が謳歌している中、一人だけ「自由なんて存在しないのに」という言葉を口にされる先輩がおられました。私も、民主主義制度下の日本なのだから「世界は自由なのだ」という思いでいっぱいでした。
ただ、私が集団ストーカー被害を経験する過程で、日本に、世界に、「自由なんて存在しない」ということが分かってきました。
どの組織にも、どの政治体制にも「圧力団体」というものがあります。それが、構成員を強い形なり、緩い形なりで、監視し、締め付けていることが分かったのは、社会人になってしばらくしてからでした。私は、社会民主系、共産系、新自由主義系、宗教系すべての組織に属してきましたが、どの組織も例外はなかったです。それぞれのやり方があるだけでした。
その先輩には、私を京都大学新聞社に誘っていただきました。ただ、当時から原因不明の集団ストーカー・テクノロジー犯罪を受けていて、アルコールにおぼれていた私が書いた新聞記事はごく僅かでした。素晴らしい映画評論を書かれるその先輩を羨望のまなざしで見つめていました。
ただ、私は映画評論サークルに所属する過程で、様々なヨーロッパ・アメリカの名画を見てきました。ルイス・ブニュエル監督の「自由の幻想」も同様です。
ルイス・ブニュエル監督は「エル」という精神疾患を題材にした映画も撮影しており、それを当時のラカンの精神分析で有名な新宮一成教授が講義で取り上げていました。私も統合失調症を良く表現しているなと感じていました。
「自由の幻想」ですが、価値観が逆転した世界をシュールレアリスム的に取り上げています。排泄と食事が逆転したシーン、風景画をわいせつ画のように受け取る紳士のシーンなどが有名で、最後は「自由くたばれ」と叫ぶ市民が弾圧されるシーンで終わります。
映画が意味するところと、私が集団ストーカー問題で言いたいことは違うのですが、一つの思考実験として面白い映画でした。なぜかこの映画だけ記憶に強く残っていたので、今回記事にいたしました。
私は、世界三大映画祭の中で、カンヌ映画祭が最も好きです。今年は役所広司さんが最優秀男優賞を取り、坂元裕二さんが脚本賞をとられたのが嬉しかったです。いつか、被害がおさまったら、大学卒業後以降の名画を網羅的に見たいと思っています。今は、余裕が全くないので、映画を見れません。是枝裕和監督の「怪物」で精一杯でした。
取り急ぎ所感まで。記録に残します。先輩、大学在学時はありがとうございました ^^)
哲学には人生の難局を乗り越える知恵をもらえる

岡田敬司教授のアソシエーションの理念を参考に
自律主体が他者とともに自我変容し、規範を形成する共同体
人生45歳になってみて分かるのですが、私の人生、難局だらけでした。人生の危機というか、命の危機という場所が多数ヶ所あり、数か所勤めた後、被害を受けて家に閉じこもりました。それまで、社会民主系、共産系、新自由主義系、宗教系、すべての分野を渡り歩きました。
その過程で、どのセクションともある程度合理性を保って適合できたのは、京都大学名誉教授の岡田敬司先生に教わった哲学があったからだと思っています。岡田先生は、他律から自律へという根本的な問いをもとに教育哲学を展開されていますが、「自他を調節しながらうまく自己を外的世界に適合させ、相手もまた変えていく」という先生の解こそが私の人生の教訓でした。
なお、あらゆる学問で、哲学は、もっとも観念思考です。これで、相反する双極の概念を同時に考えて両立させるという知恵ももらっています。これにより、人生の難局の際、冷徹に論理思考を行い、最適解を導き出す思考の力を鍛えてもらいました。岡田先生、ありがとうございました。またお会いできる時を楽しみにしております ^^)

ラカンの精神分析
新宮一成、自己-他者のバランスと黄金数
ルイス・ブニュエル監督の「エル」は統合失調症を描写した映画として有名ですが、フランスの思想家・精神分析家のジャック・ラカンがこの映画を講義で使用していました。新宮一成名誉教授もそのことをご存知で、大学在学時の指導でこのことをお話しできたのはよかったです。大学在学時はお世話になりました。これからもどうぞ未熟な私にご教授ください。
- 関連記事