被害者全員で国連に被害を報告しよう (1)
~拷問に関する国連特別報告者、ジュアン・メンデス氏へのメールの書き方~
-最終更新日: 2013年9月1日 (土) -
NPO法人では、先日理事長が渡米し、国連の拷問や他の気違いじみた行動、非人間的・下品な扱いあるいは刑罰に関する特別報告者(UN Special Rapporteur on Torture and Other Cruel, Inhuman and Degrading Treatment or Punishment)ジュアン・メンデス氏(⇒ 国連サイトへのリンク)と会談してきました。
その際、下記のフォームでメンデス氏宛に被害の状況を報告してくださいとのことでした。これは、国連に対して被害を報告するのと同じです。日本の被害者にとって極めて重要なアクションです。(会員でない方は個人的にメールでメンデス氏にお送りください。NPOとしては非会員の方のメールを受理しておりません。)
⇒英文の文章の書き方を解説しました。こちらをご参照ください。
なお、メンデス氏の任期が3年延長されるとの情報を入手しました。正しければしばらくはいつでも送ることができることになりそうです。(2013年10月23日追記)
関係者の皆様へ
本被害の訴えに関しては、多くの方面での活動が報告されておりますが、当方でも皆様の活動に応えるべく、成果の達成に向けて取り組む姿勢でおります。活動成果の報告が増えるに従い、今後の可能性が広がります。現在においても、非常に多くの朗報が続々と寄せられています。活動中の皆様は今後も継続してください。まだ行動を起こしていない被害者の方々は是非活動に参加してください。小さな努力で、大きな成果がもたらされる可能性があります。
以下の様式の記入に関する手順を御参照ください。これは拷問に関する国連特別報告者フアン・メンデス氏に対して、被害者の支援を要請するための質問票です。
この質問票は遠隔からの拷問ではなく、物理的な拷問のシナリオを対象に作成されています。このため一部の回答については、先週の月曜日の夜に開催されたCall to Action(行動要請)委員会の会議で提案されたヒント(提言)を下記に提示しています。
II. 拷問を取り巻く状況
A. 拘束された日付と場所、その後の拷問
ヒント: ターゲットにされたと意識した、およその日付と場所
回答例: 私のターゲット化は2001年1月職場で始まり、2013年8月15日の現在まで続いています。
F. 拷問の目的は何だと思いますか?
ヒント: 合意の上ではない実験、優生学上の人口抑制計画、仕返し、迫害、ヘイトクライム(憎悪犯罪)。
メンデス氏は全世界の被害者を、各国の政府を通じて擁護する予定です。以降の項に、記入様式を収録しています。同氏の事務所では、電子メールによる提出のみを受け付けています。ハードコピーで被害の証明を送付する必要がある場合は、スイス、ジュネーブ市の下記の住所宛てに郵送してください。
拷問に関する特別報告者
c/o Office of the High Commissioner for Human Rights
United Nations Office at Geneva
CH-1211 Geneva 10, Switzerland
(国連人権高等弁務官事務所気付、住所略)
メンデス氏の拷問に関する国連特別報告者の任務は11月までと連絡が入っています。このため、皆様には速やかな行動をお願い致します。
拷問を訴える人々またはその代理人による質問票の記入例
拷問の質問票を以下に引用しました。この様式を皆様のPCのWordにコピーしてください。お手元のWordの様式に記入し、他の書類、写真、その他の証拠と一緒に電子メールに添付し、下記のアドレスのフアン・メンデス氏宛てに送信してください。
sselg@ohchr.org
オリジナルの様式は次のリンクで入手できます。http://www.ohchr.org/EN/Issues/Torture/SRTorture/Pages/model.aspx
-------------------------------------------------------------------
できるだけ詳細に記載することが重要ですが、全体的な説明が不足している場合でも、必ずしも報告の提出が却下されるわけではありません。
質問の回答として、余白の都合で完全に情報を記載できない場合は、シートを追加して添付してください。医師の診断書や逮捕記録など、事件のより詳細な説明に役立つと思われる証拠書類があれば、そのコピーを送付してください。原本は送付しないでください。
---------【下の英文回答フォームの和訳です】
I. 拷問の被害者の個人情報
A. 姓
B. 名(およびその他の名前)
C. 性別: 男 女
D. 生年月日または年齢
E. 国籍
F. 職業
G. IDカード番号(該当する場合)
F. 活動歴(労働組合、政治、宗教、人道/連帯、出版など)
G. 住所および/または職場の所在地
II. 拷問を取り巻く状況
A. 拘束された日付と場所、その後の拷問
B. 最初の拘留および/または拷問を実行した組織の種類(警察、諜報機関、武装部隊、民兵組織、刑務所職員、その他)
C. 拘留中に、被害者は弁護士、親戚、友人などに面会することが許可されましたか?許可された場合、拘束後、どれぐらいの時間が経過していましたか?
D. 使用された拷問の方法を説明してください。
E. 拷問により、どのような怪我を負いましたか?
F. 拷問の目的は何だと思いますか?
G. 苦しい体験の間、または体験後に被害者を医師が診断しましたか?診断を受けた場合、それはいつですか?刑務所または政府の医師が診断を行いましたか?
H. 拷問で負った怪我は、適切に治療されましたか?
I. 拷問で受けた負傷の証拠を医師が見つけられる方法で、医療的な診断が行われましたか?診断報告書または診断書が発行されましたか?発行された場合、報告書から明らかになったことがありますか?
J. 被害者が拘留中に死亡した場合、検視あるいは法医学的な検査が行われましたか?結果を説明してください。
III. 是正措置
被害者本人またはその家族、もしくは代理人により、国内的な是正措置が要求されましたか(担当の部隊、裁判官、政党機関などを伴った告訴)?その場合、どのような結果になりましたか?
IV. 本報告書の作成者に関する情報
A. 姓
B. 名
C. 被害者との関係
D. 代表組織(該当する場合)
E. 現住所
下記のフォームを英文で回答してお送りください。
------------【メール送付文章】
メールの文章としては下記を自分の名前に書きかえて送るのが適切でしょう。
Mr. Juan Mendez,
I am a Japanese victim of Covert and Overt harassment, Masanori Kawasaki. I am a member of the Technological Crime Victims Network Specified Nonprofit Organization(NPO会員でない方はこの部分を削除). I attached my testimony.
Sincerely yours,
Masanori Kawasaki
------------【英文回答フォーム】
下記をワードファイルにコピーし、質問を埋め sselg@ohchr.org 宛に送ってください。
I. Identity of the person(s) subjected to torture
A. Family Name
B. First and other names
C. Sex: Male Female
D. Birth date or age
E. Nationality
F. Occupation
G. Identity card number (if applicable)
F. Activities (trade union, political, religious, humanitarian/ solidarity, press, etc.)
G. Residential and/or work address
II. Circumstances surrounding torture
A. Date and place of arrest and subsequent torture
B. Identity of force(s) carrying out the initial detention and/or torture (police, intelligence services, armed forces, paramilitary, prison officials, other)
C. Were any person, such as a lawyer, relatives or friends, permitted to see the victim during detention? If so, how long after the arrest?
D. Describe the methods of torture used
E. What injuries were sustained as a result of the torture?
F. What was believed to be the purpose of the torture?
G. Was the victim examined by a doctor at any point during or after his/her ordeal? If so, when? Was the examination performed by a prison or government doctor?
H. Was appropriate treatment received for injuries sustained as a result of the torture?
I. Was the medical examination performed in a manner which would enable the doctor to detect evidence of injuries sustained as a result of the torture? Were any medical reports or certificates issued? If so, what did the reports reveal?
J. If the victim died in custody, was an autopsy or forensic examination performed and which were the results?
III. Remedial action
Were any domestic remedies pursued by the victim or his/her family or representatives (complaints with the forces responsible, the judiciary, political organs, etc.)? If so, what was the result?
IV. Information concerning the author of the present report:
A. Family Name
B. First Name
C. Relationship to victim
D. Organization represented, if any
E. Present full address
-最終更新日: 2013年9月1日 (土) -
【被害者の皆さん】
NPO法人では、先日理事長が渡米し、国連の拷問や他の気違いじみた行動、非人間的・下品な扱いあるいは刑罰に関する特別報告者(UN Special Rapporteur on Torture and Other Cruel, Inhuman and Degrading Treatment or Punishment)ジュアン・メンデス氏(⇒ 国連サイトへのリンク)と会談してきました。
その際、下記のフォームでメンデス氏宛に被害の状況を報告してくださいとのことでした。これは、国連に対して被害を報告するのと同じです。日本の被害者にとって極めて重要なアクションです。(会員でない方は個人的にメールでメンデス氏にお送りください。NPOとしては非会員の方のメールを受理しておりません。)
⇒英文の文章の書き方を解説しました。こちらをご参照ください。
なお、メンデス氏の任期が3年延長されるとの情報を入手しました。正しければしばらくはいつでも送ることができることになりそうです。(2013年10月23日追記)
拷問に関する
国連特別報告者
提出用質問票の記入方法
国連特別報告者
提出用質問票の記入方法
関係者の皆様へ
本被害の訴えに関しては、多くの方面での活動が報告されておりますが、当方でも皆様の活動に応えるべく、成果の達成に向けて取り組む姿勢でおります。活動成果の報告が増えるに従い、今後の可能性が広がります。現在においても、非常に多くの朗報が続々と寄せられています。活動中の皆様は今後も継続してください。まだ行動を起こしていない被害者の方々は是非活動に参加してください。小さな努力で、大きな成果がもたらされる可能性があります。
以下の様式の記入に関する手順を御参照ください。これは拷問に関する国連特別報告者フアン・メンデス氏に対して、被害者の支援を要請するための質問票です。
この質問票は遠隔からの拷問ではなく、物理的な拷問のシナリオを対象に作成されています。このため一部の回答については、先週の月曜日の夜に開催されたCall to Action(行動要請)委員会の会議で提案されたヒント(提言)を下記に提示しています。
II. 拷問を取り巻く状況
A. 拘束された日付と場所、その後の拷問
ヒント: ターゲットにされたと意識した、およその日付と場所
回答例: 私のターゲット化は2001年1月職場で始まり、2013年8月15日の現在まで続いています。
F. 拷問の目的は何だと思いますか?
ヒント: 合意の上ではない実験、優生学上の人口抑制計画、仕返し、迫害、ヘイトクライム(憎悪犯罪)。
メンデス氏は全世界の被害者を、各国の政府を通じて擁護する予定です。以降の項に、記入様式を収録しています。同氏の事務所では、電子メールによる提出のみを受け付けています。ハードコピーで被害の証明を送付する必要がある場合は、スイス、ジュネーブ市の下記の住所宛てに郵送してください。
拷問に関する特別報告者
c/o Office of the High Commissioner for Human Rights
United Nations Office at Geneva
CH-1211 Geneva 10, Switzerland
(国連人権高等弁務官事務所気付、住所略)
メンデス氏の拷問に関する国連特別報告者の任務は11月までと連絡が入っています。このため、皆様には速やかな行動をお願い致します。
拷問を訴える人々またはその代理人による質問票の記入例
拷問の質問票を以下に引用しました。この様式を皆様のPCのWordにコピーしてください。お手元のWordの様式に記入し、他の書類、写真、その他の証拠と一緒に電子メールに添付し、下記のアドレスのフアン・メンデス氏宛てに送信してください。
sselg@ohchr.org
オリジナルの様式は次のリンクで入手できます。http://www.ohchr.org/EN/Issues/Torture/SRTorture/Pages/model.aspx
-------------------------------------------------------------------
できるだけ詳細に記載することが重要ですが、全体的な説明が不足している場合でも、必ずしも報告の提出が却下されるわけではありません。
質問の回答として、余白の都合で完全に情報を記載できない場合は、シートを追加して添付してください。医師の診断書や逮捕記録など、事件のより詳細な説明に役立つと思われる証拠書類があれば、そのコピーを送付してください。原本は送付しないでください。
---------【下の英文回答フォームの和訳です】
I. 拷問の被害者の個人情報
A. 姓
B. 名(およびその他の名前)
C. 性別: 男 女
D. 生年月日または年齢
E. 国籍
F. 職業
G. IDカード番号(該当する場合)
F. 活動歴(労働組合、政治、宗教、人道/連帯、出版など)
G. 住所および/または職場の所在地
II. 拷問を取り巻く状況
A. 拘束された日付と場所、その後の拷問
B. 最初の拘留および/または拷問を実行した組織の種類(警察、諜報機関、武装部隊、民兵組織、刑務所職員、その他)
C. 拘留中に、被害者は弁護士、親戚、友人などに面会することが許可されましたか?許可された場合、拘束後、どれぐらいの時間が経過していましたか?
D. 使用された拷問の方法を説明してください。
E. 拷問により、どのような怪我を負いましたか?
F. 拷問の目的は何だと思いますか?
G. 苦しい体験の間、または体験後に被害者を医師が診断しましたか?診断を受けた場合、それはいつですか?刑務所または政府の医師が診断を行いましたか?
H. 拷問で負った怪我は、適切に治療されましたか?
I. 拷問で受けた負傷の証拠を医師が見つけられる方法で、医療的な診断が行われましたか?診断報告書または診断書が発行されましたか?発行された場合、報告書から明らかになったことがありますか?
J. 被害者が拘留中に死亡した場合、検視あるいは法医学的な検査が行われましたか?結果を説明してください。
III. 是正措置
被害者本人またはその家族、もしくは代理人により、国内的な是正措置が要求されましたか(担当の部隊、裁判官、政党機関などを伴った告訴)?その場合、どのような結果になりましたか?
IV. 本報告書の作成者に関する情報
A. 姓
B. 名
C. 被害者との関係
D. 代表組織(該当する場合)
E. 現住所
下記のフォームを英文で回答してお送りください。
------------【メール送付文章】
メールの文章としては下記を自分の名前に書きかえて送るのが適切でしょう。
Mr. Juan Mendez,
I am a Japanese victim of Covert and Overt harassment, Masanori Kawasaki. I am a member of the Technological Crime Victims Network Specified Nonprofit Organization(NPO会員でない方はこの部分を削除). I attached my testimony.
Sincerely yours,
Masanori Kawasaki
------------【英文回答フォーム】
下記をワードファイルにコピーし、質問を埋め sselg@ohchr.org 宛に送ってください。
I. Identity of the person(s) subjected to torture
A. Family Name
B. First and other names
C. Sex: Male Female
D. Birth date or age
E. Nationality
F. Occupation
G. Identity card number (if applicable)
F. Activities (trade union, political, religious, humanitarian/ solidarity, press, etc.)
G. Residential and/or work address
II. Circumstances surrounding torture
A. Date and place of arrest and subsequent torture
B. Identity of force(s) carrying out the initial detention and/or torture (police, intelligence services, armed forces, paramilitary, prison officials, other)
C. Were any person, such as a lawyer, relatives or friends, permitted to see the victim during detention? If so, how long after the arrest?
D. Describe the methods of torture used
E. What injuries were sustained as a result of the torture?
F. What was believed to be the purpose of the torture?
G. Was the victim examined by a doctor at any point during or after his/her ordeal? If so, when? Was the examination performed by a prison or government doctor?
H. Was appropriate treatment received for injuries sustained as a result of the torture?
I. Was the medical examination performed in a manner which would enable the doctor to detect evidence of injuries sustained as a result of the torture? Were any medical reports or certificates issued? If so, what did the reports reveal?
J. If the victim died in custody, was an autopsy or forensic examination performed and which were the results?
III. Remedial action
Were any domestic remedies pursued by the victim or his/her family or representatives (complaints with the forces responsible, the judiciary, political organs, etc.)? If so, what was the result?
IV. Information concerning the author of the present report:
A. Family Name
B. First Name
C. Relationship to victim
D. Organization represented, if any
E. Present full address
- 関連記事