ショパン 幻想ポロネーズ
人生の苦境に心にしみわたります
-最終更新日: 2013年10月19日 (土) -
数か月前からショパンを聴くことが多くなった。それまではマーラーを中心とした交響曲を大学卒業後聞き入っていたのだが、音楽的な広がりの狭さを感じて好きなピアノ曲のCDを買ってみることにした。その中で偶然好きになったのがショパン。この数か月でショパンの代表曲をほぼ聞いてきた。
最初にきっかけとなったのがツィマーマンのバラード集。以降、エチュードやスケルツォ、ピアノソナタや協奏曲、舟歌、幻想曲、どんどん聴いていった。なぜかポロネーズを最後のほうに聴いて、虜になったのがこの幻想ポロネーズ。ショパンの最晩年の傑作である。
他のショパン好きな方のブログで、あらゆるピアノ作品の中で頂点に立つとまで言われているこの作品。私にとっても同じように感じられて仕方がない。ショパンの最晩年、ジョルジュ・サンドとの決裂や肺病の悪化の最中に作曲されたこの曲は、苦痛からの逃避を思わせる切ない曲調で構成されたとらえどころのない幻想性に満ちている。私は聴きながら心にしみわたる思いを抱くのである。
冒頭に紹介したのがルービンシュタイン盤。世に出た当初は評価されなかった曲を評価させヒットさせる原因となった名演である。私はこれが一番好みである。70歳を越している方による演奏とは思えない力強い演奏であり、譜面に忠実。私はこれを繰り返し聴いている。
こちらはサンソン・フランソワによるポロネーズ集。こちらの幻想ポロネーズも名演である。やや演奏者の独自性が前面に出ているが、叙情性に満ちた演奏である。フランソワ晩年の傑作と言われている。
こちらはホロヴィッツのショパンベスト。その中にライブ音源として収録されている。一般的に幻想ポロネーズの最高傑作と言う人が最も多い演奏である。近年はこのホロヴィッツの演奏にインスピレーションを受けた演奏が多いと言われている。演奏が終わった際の観衆の盛大な拍手がどれだけ名演かを物語っている。
久しぶりに被害と関係ない記事を書いてみたが、どのように感じられただろうか。当面、被害の解決が安定化するまではサブリミナル・メッセージのメモに集中するつもりである。挫折しかかった際にエールを送っていただいた皆様には感謝の言葉もありません。いろいろご迷惑をおかけしました。これからも頑張りたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
-最終更新日: 2013年10月19日 (土) -
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数か月前からショパンを聴くことが多くなった。それまではマーラーを中心とした交響曲を大学卒業後聞き入っていたのだが、音楽的な広がりの狭さを感じて好きなピアノ曲のCDを買ってみることにした。その中で偶然好きになったのがショパン。この数か月でショパンの代表曲をほぼ聞いてきた。
最初にきっかけとなったのがツィマーマンのバラード集。以降、エチュードやスケルツォ、ピアノソナタや協奏曲、舟歌、幻想曲、どんどん聴いていった。なぜかポロネーズを最後のほうに聴いて、虜になったのがこの幻想ポロネーズ。ショパンの最晩年の傑作である。
他のショパン好きな方のブログで、あらゆるピアノ作品の中で頂点に立つとまで言われているこの作品。私にとっても同じように感じられて仕方がない。ショパンの最晩年、ジョルジュ・サンドとの決裂や肺病の悪化の最中に作曲されたこの曲は、苦痛からの逃避を思わせる切ない曲調で構成されたとらえどころのない幻想性に満ちている。私は聴きながら心にしみわたる思いを抱くのである。
冒頭に紹介したのがルービンシュタイン盤。世に出た当初は評価されなかった曲を評価させヒットさせる原因となった名演である。私はこれが一番好みである。70歳を越している方による演奏とは思えない力強い演奏であり、譜面に忠実。私はこれを繰り返し聴いている。
![]() | ショパン:ポロネーズ集 (2006/08/23) フランソワ(サンソン) 商品詳細を見る |
こちらはサンソン・フランソワによるポロネーズ集。こちらの幻想ポロネーズも名演である。やや演奏者の独自性が前面に出ているが、叙情性に満ちた演奏である。フランソワ晩年の傑作と言われている。
![]() | ホロヴィッツ/ショパン・アルバム (2008/11/19) ヴラディーミル・ホロヴィッツ 商品詳細を見る |
こちらはホロヴィッツのショパンベスト。その中にライブ音源として収録されている。一般的に幻想ポロネーズの最高傑作と言う人が最も多い演奏である。近年はこのホロヴィッツの演奏にインスピレーションを受けた演奏が多いと言われている。演奏が終わった際の観衆の盛大な拍手がどれだけ名演かを物語っている。
久しぶりに被害と関係ない記事を書いてみたが、どのように感じられただろうか。当面、被害の解決が安定化するまではサブリミナル・メッセージのメモに集中するつもりである。挫折しかかった際にエールを送っていただいた皆様には感謝の言葉もありません。いろいろご迷惑をおかけしました。これからも頑張りたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
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