ラカンの精神分析
新宮一成、自己-他者のバランスと黄金数
-最終更新日:2023年8月7日(月)-

いきなり数式を表記されて唐突に思われるかも知れません。この対象aとはラカンの精神分析に登場する重要なテーマです。この著書の新宮一成氏は私の大学在学時代の指導教官の一人で、京都大学診療所で私の初期の集団ストーカー被害に対する診療も行っていただいていました。
自分とはいったい何でしょう。この問いかけは古今東西の哲学・思想に通底します。精神分析とは、このバランスが崩れてしまった人を診るということです。そのためには分析家との語らいにおいて、人間であることのせき立てが行われなければなりません。自分がほかならぬ人間であることを証明しようとするとき、人間は走りだします。そのときに、クライアントは分析家のまなざしに対象aを見るのです。
この対象aは黄金数に他なりません。黄金数とは、長方形で長辺xと短辺yの比が長辺xと短辺yと長辺xの和に等しくなるとき、その比率を言います。
上記の長方形を見てください。長方形がこの比率をとるとき、最も美しい長方形といわれています。例を挙げると、ギリシャのパルテノン神殿、テレホンカード、モナリザの構図、液晶ワイドテレビなどです。人間は、直感的にこれらの長方形を美しく感じる先天的な美的感覚を持っています。
同様に、自己と他者の関係もこの黄金数がもっとも調和のとれた割合と言われています。自己xが他者yに投影して見る姿が、自己と他者の総和x+yから自己xを見る姿に一致するとき、自己は神の視点をもって自らを見つめています。これは汝の隣人を愛せよというキリスト教の原点に合致します。鏡をもってしか自分の像を視れない人間の悲劇を、他者の愛のまなざしが救うのです。
筆者も当初は「ラカンはワカラン」でした。大学で勉強したときにこのように最高の知の一つに触れることができたのが筆者の幸せでした。今でも教授の「ラカンの精神分析」は名著だと思います。お勧めです。教授の「夢分析」が私の大学入学時にサントリーの学芸賞をとったのも鮮明に覚えています。
ちなみに、筆者は指導教官を決めるときに各教授に面接にお願いしました。新宮一成名誉教授にはご快諾いただきました。お話ししたとき、ルイス・ブニュエルの「エル」を持ちだしたらニヤッと笑われたのを覚えています。ジャック・ラカンが講義で用いたからです。教授のツボをつくことができていい話になってよかったです。
また、一般教養科目の精神病理学基礎論で自分の夢を発表して夢分析を受けたのも思い出深いです。新宮名誉教授の夢分析を受けたときにアンドロイドの話をすると嬉しく思っていただけたのを覚えています。ぜひこれらの作品に触れていただけたら幸いです。
【2023年8月7日(月)追記】
本来なら、日本の精神医学の権威で恩師である新宮一成名誉教授と対立するようなことはしたくないのですが、私は日本の精神医療業界の改革は待ったなしだと思っております。
まず、不当に社会的入院をされている方がいまだに多く、人権侵害も多く行われています。他国に比べて、国民一人当たりの病床数が多すぎると思います。
なお、これは全ての国家に言えることですが、精神医療が、国際金融資本家のタブーに触れた市民への制裁として、社会的抹殺のために措置入院・医療保護入院を行ったというケースがこれから明るみになってくると思われます。その時には、どうかこの犯罪について精神医療業界の皆さまに取り組んでいただきたいです。(民主主義圏ではこのことは社会問題になりませんでした。一方で、民主主義勢力は、都合よくロシアの反体制派の措置入院を事件として報道するケースがありました。記録に残します。)
ただ、私の家族の申し出があったのですが、精神医療と投薬がこの犯罪の苦痛を受けている方にとって救済措置となることは否定いたしません。これも、科学実証が必要です。知見を積み重ねていただければ幸いです。なお、私は、飲む拘束衣の「ベゲタミン」を飲んでも眠れなかった経験をしております。
大学在学時は、大変お世話になりました。当時精神疾患としてしか認定されなかった私を、一人の健全な学生として扱っていただきました。本当にありがとうございました。先生にいただいた自己肯定感が私のその後の人生につながりました。
人間であることの急き立てというか、正常であることの立証を行うため、社会人になってひたむきに走ってきました。大学在学時は私は何の目的もないモラトリアムを満喫するだけでした。落ちこぼれ学生ですいませんでした。先生の講義・ゼミ、楽しかったです ^^)
【2023年8月19日(土)追記】
私が京都大学診療所の神経科を初めて受診したとき、新宮一成先生で驚きました。「ラカンの精神分析」が凄く面白くて尊敬していました。その診療中に、私は、無知で背伸びして、浅田彰氏の「構造と力」を読んでますと言ったら、新宮先生に「自分の学部・専攻の担当教官になる人の著書を読みなさい」と温かく指導していただきました。今では懐かしいエピソードです。
【2023年8月24日のサブリミナルメッセージ】
宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」のサウンドトラックで、10番に「青サギの呪い」という曲。10は「とう=統合失調症」、青サギは「国際金融資本家のトップ」。統合失調症の一部は、国際金融資本家たちの制裁だったというジェイコブ・ロスチャイルド卿の告白のサブリミナルメッセージ。9:25。
-最終更新日:2023年8月7日(月)-

いきなり数式を表記されて唐突に思われるかも知れません。この対象aとはラカンの精神分析に登場する重要なテーマです。この著書の新宮一成氏は私の大学在学時代の指導教官の一人で、京都大学診療所で私の初期の集団ストーカー被害に対する診療も行っていただいていました。
自分とはいったい何でしょう。この問いかけは古今東西の哲学・思想に通底します。精神分析とは、このバランスが崩れてしまった人を診るということです。そのためには分析家との語らいにおいて、人間であることのせき立てが行われなければなりません。自分がほかならぬ人間であることを証明しようとするとき、人間は走りだします。そのときに、クライアントは分析家のまなざしに対象aを見るのです。
この対象aは黄金数に他なりません。黄金数とは、長方形で長辺xと短辺yの比が長辺xと短辺yと長辺xの和に等しくなるとき、その比率を言います。
上記の長方形を見てください。長方形がこの比率をとるとき、最も美しい長方形といわれています。例を挙げると、ギリシャのパルテノン神殿、テレホンカード、モナリザの構図、液晶ワイドテレビなどです。人間は、直感的にこれらの長方形を美しく感じる先天的な美的感覚を持っています。
同様に、自己と他者の関係もこの黄金数がもっとも調和のとれた割合と言われています。自己xが他者yに投影して見る姿が、自己と他者の総和x+yから自己xを見る姿に一致するとき、自己は神の視点をもって自らを見つめています。これは汝の隣人を愛せよというキリスト教の原点に合致します。鏡をもってしか自分の像を視れない人間の悲劇を、他者の愛のまなざしが救うのです。
筆者も当初は「ラカンはワカラン」でした。大学で勉強したときにこのように最高の知の一つに触れることができたのが筆者の幸せでした。今でも教授の「ラカンの精神分析」は名著だと思います。お勧めです。教授の「夢分析」が私の大学入学時にサントリーの学芸賞をとったのも鮮明に覚えています。
ちなみに、筆者は指導教官を決めるときに各教授に面接にお願いしました。新宮一成名誉教授にはご快諾いただきました。お話ししたとき、ルイス・ブニュエルの「エル」を持ちだしたらニヤッと笑われたのを覚えています。ジャック・ラカンが講義で用いたからです。教授のツボをつくことができていい話になってよかったです。
また、一般教養科目の精神病理学基礎論で自分の夢を発表して夢分析を受けたのも思い出深いです。新宮名誉教授の夢分析を受けたときにアンドロイドの話をすると嬉しく思っていただけたのを覚えています。ぜひこれらの作品に触れていただけたら幸いです。
【2023年8月7日(月)追記】
本来なら、日本の精神医学の権威で恩師である新宮一成名誉教授と対立するようなことはしたくないのですが、私は日本の精神医療業界の改革は待ったなしだと思っております。
まず、不当に社会的入院をされている方がいまだに多く、人権侵害も多く行われています。他国に比べて、国民一人当たりの病床数が多すぎると思います。
なお、これは全ての国家に言えることですが、精神医療が、国際金融資本家のタブーに触れた市民への制裁として、社会的抹殺のために措置入院・医療保護入院を行ったというケースがこれから明るみになってくると思われます。その時には、どうかこの犯罪について精神医療業界の皆さまに取り組んでいただきたいです。(民主主義圏ではこのことは社会問題になりませんでした。一方で、民主主義勢力は、都合よくロシアの反体制派の措置入院を事件として報道するケースがありました。記録に残します。)
ただ、私の家族の申し出があったのですが、精神医療と投薬がこの犯罪の苦痛を受けている方にとって救済措置となることは否定いたしません。これも、科学実証が必要です。知見を積み重ねていただければ幸いです。なお、私は、飲む拘束衣の「ベゲタミン」を飲んでも眠れなかった経験をしております。
大学在学時は、大変お世話になりました。当時精神疾患としてしか認定されなかった私を、一人の健全な学生として扱っていただきました。本当にありがとうございました。先生にいただいた自己肯定感が私のその後の人生につながりました。
人間であることの急き立てというか、正常であることの立証を行うため、社会人になってひたむきに走ってきました。大学在学時は私は何の目的もないモラトリアムを満喫するだけでした。落ちこぼれ学生ですいませんでした。先生の講義・ゼミ、楽しかったです ^^)
【2023年8月19日(土)追記】
私が京都大学診療所の神経科を初めて受診したとき、新宮一成先生で驚きました。「ラカンの精神分析」が凄く面白くて尊敬していました。その診療中に、私は、無知で背伸びして、浅田彰氏の「構造と力」を読んでますと言ったら、新宮先生に「自分の学部・専攻の担当教官になる人の著書を読みなさい」と温かく指導していただきました。今では懐かしいエピソードです。
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【2023年8月24日のサブリミナルメッセージ】
宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」のサウンドトラックで、10番に「青サギの呪い」という曲。10は「とう=統合失調症」、青サギは「国際金融資本家のトップ」。統合失調症の一部は、国際金融資本家たちの制裁だったというジェイコブ・ロスチャイルド卿の告白のサブリミナルメッセージ。9:25。
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